December 28, 2016

Goodbye 2016, Hello 2017

先日のクリスマスディナーコンサートにお越し下さった皆様
ありがとうございました

短い時間ではありましたが
当初の先着30名様限定を遥かに上回る沢山の方々と
クリスマス前のひと時を過ごすことができ
又、ドイツを離れてもなお
遠く離れたここ日本でこうして
あの頃過ごしたドイツ特有の
ホリデーの匂いを思い出すことができ
幸せな夜でした

2016年も残すところあと3日
いつも思うことですが
人生も時間も絶えず流れているもので
流れ続けるからこそなんとか前に進めるので
今年が終わりまた新たな年へ、という風には
なかなか気持ちは区切れないのですが
敢えて言うなれば今年は本当に
音楽のこと、ヴァイオリンのこと、
そして、それと共にある自分の人生の時間のことを
今までで一番というくらい
良くも悪くもたくさん考え迷い悩んだ一年でした

芸術に答えがないように
またそれにも
自分自身で答えを与えてあげることはできませんが
答えがないことが答えなのだろうと
今は腑に落ちる気がします

今年一年
支えて下さった方々、お世話になった方々、関わって下さった皆様、気にかけて下さった皆様、
ありがとうございました
残りわずかの今年
そしてすぐに始まる新しい年が
皆様にとって素敵な時となりますように
*写真*
下半期のいろいろ

November 30, 2016

Charity recital @ Hakuju hall Bösendorfer salon

白寿ホールはベーゼンドルファー・サロンでのコンサートに
お越し下さった皆様、サイン会に並んで下さった皆様、
ありがとうございました

コンサート内のMCでも少し触れましたが
私は今まで、よっぽどのことがない限り
"チャリティー"と名の付くものに関して
あまり前向きではありませんでした

"やらない善よりやる偽善"などと巷では言われ
何かしようとする動きを支持するような空気さえありますが
そういう意味で誤解を恐れずに言うならば
私は俄然、やらない善派でした

こと、この東日本大震災という震災に関しては
規模の違いはあれど
例えば、隣の家が火事になったとして
それを見て、"私は音楽家として何ができるだろう?"とは考えない、
という考え方が私はほんとうだなと思っていたので
震災に対してそういう音楽家の心情のようなもので動くのは
何か違うなと私は感じていましたし
音楽は悲しいけれど
やはりそういう時にはプラスαでしかないのでは、と思い
現実的物理的にもっともっと緊急で
必要なものが沢山あると思っていたので
そこへ音楽で何かをしようという気持ちになるには
まだ程遠いものがありました

ですがこの度
白寿ホールの支配人をされていらっしゃいます原氏と
お話しさせて頂く機会があり
そこで彼が
「知って欲しいことはただ、今も仮設住宅に住んでいる人がいる、ということだけ。最後の最後の一人が仮設住宅から出るまで、支援を続けたいと思っている。」
と仰っていて
それを聞いて初めて
とてもシンプルで何てわかりやすいのだろうと
良い意味でほんとうに心にストンときました

そして
それに対してもし私ができることがあるのであれば
何でもしたいと思い
その想いがこの日のコンサートへと繋がりました

今は種を蒔き
この先のまた先の先に繋がり
芽が出ることを願って

色々な想いはあるのですが、改めて、
足を運んで下さった皆様、サポート下さったスタッフの皆様、
ピアニストの日下さん、関わって下さったすべての皆様に、
本当にありがとうございました
*写真*
(上・中)頂いた素敵な花束と共に。
(下)お借りしました*

October 24, 2016

Upcoming concert

先週は白寿ホールにて、クローズドコンサートでした。
ホール、そして1階ベーゼンドルファー・サロンでの2公演の合間、
ホール屋上の夜景が素敵なスカイテラスで一息。

来月11/21(月)にも、サロンにて、18:00~と19:00~の2公演、

チャリティーコンサートでの短い時間ではありますが、
伴奏にピアニスト日下知奈さんをお迎えしソロで弾かせて頂くので、
平日の夜ですが、お時間ご興味のある方は是非、
ご友人・知人を連れて、聴きにいらして頂けたら嬉しいです*

入場料:¥500(税込) 1ドリンク付き
※公演当日のみ販売
【お問合せ】Hakuju Hallチケットセンター:03-5478-8700

October 06, 2016

Private event

Pic from a private event last month.

Thank you and wish you the best of luck for your business.
I'm crossing my fingers for you!

September 11, 2016

D'dorf

何十年ぶりかに
ドイツ時代に通っていた日本語補習校の友人たちと再会

集まったのは皆
ドイツ生まれドイツ育ちで
日本人学校とかではなく現地の学校に通っていた人たち
皆が今なぜ日本に?というくらい
この場所にいることがとても不思議で
日本は"帰る"場所ではなく
いつだって"行く"場所で
当たり前にドイツの方が"帰る"場所な
そんなメンバーたち

話していてポロポロ混ざるドイツ語はもちろんだけど
会話の節々にドイツの匂いが沢山あって
あの頃の時間がちゃんと皆の心の中に残っていて
なんだか懐かしく
あの頃のドイツ生活からもう何十年も経って
きっと皆すごく変わったはずなのに
同じくらい何も変わっていなくて
なんだか気持ちがあたたかく
幸せな楽しい再会だった

誰かの幸せや成功や
自分が知らなかった頃の誰かの月日や時間を
巻き戻って一緒に
心に何の邪魔一つなく喜んであげられるのって
なんて素敵なことなんだろうと思う

青春という言葉も
人生のそんな時期も
心底どうでもいいと思う私だけど
思い返してみるとやっぱり
ドイツが私の一番の青春で
青春というのは相手あってのことではなくて
ただその時の自分自身のことなのではないかなぁと思う

そしてあの頃は
何をしていてもどこかずーっと寂しくて
あんなモノトーンな暗い国で
辛いことの数ばかり数えていた気がするけれど
そんな日々があったからこそ
今思えば私はあそこで
音楽の勉強だけじゃなくて
こんな素敵な人たちに出逢えていたんだなぁと思う


*写真*
通い慣れたドイツのU-Bahnと、懐かしい場所。
あの頃の写真を引っ張り出して。

September 04, 2016

BD

日本で誕生日を迎えるなんて
一体何年ぶりだろう?

忘れもしない二十歳の誕生日当日
アメリカは9月からが新学期(新学年)の始まりのため
私は大学の入学準備でシカゴに引っ越したばかりで
まだ誰一人友達もいなく
もちろん家族や知り合いもいない中
一日中たった一人で寮の部屋にいて
その日一歩も外へ出なかった
今までの人生もずっと一人だと思って生きてきたけれど
ほんとうは私は一人じゃなかったんだな
今ほんとうに一人になってしまったんだな、と
その時猛烈に海外特有の孤独感が押し寄せてきて
部屋で練習しながら
ボロボロ泣いてしまったのをよく覚えている

でも時が経つとどうしてか
あの時のあの二十歳の誕生日が
一番心に残っていて 
不思議とふと私を幸せな気持ちにしたりする

そしてそんな日があったからこそ
こんな風に日本で色々な方々にお祝いしてもらえる一日もまた
更に特別なものに感じる

実は大好きなマイケル・ジャクソンと同じ誕生日
ふと読んでいた小説に
「昔、マイケル・ジャクソンが『カウントしないのがいいダンサーなんだよ。頭の中でカウントしてると、見てるほうには絶対にわかるんだ』とさらっと言っていたとき、やはりこの人は天才だな、と思った。」というようなことが書いてあって
ダンサーに限らず音楽家でも
突き詰めれば同じだよなぁと思ったりして
いつ終わりが訪れるのかは誰にもわからないけれど
生きている限り
日々毎日が学ぶこと、そして気づきの連続で

生かされていることに感謝を忘れず
恵まれていることにおごらないよう
また一年良い年にしたいと思います
たくさんのお祝いメッセージありがとうございました♡
Thank you everyone for all the sweet birthday wishes♡
Love you guys all so much♡
*写真*
Joël Robuchonにて。素敵なケーキと共に♡

August 30, 2016

Shy

先日は
舞踏家・室伏鴻を追悼しオープンした
アーカイブカフェShyにて
先着30名様限定ミニリサイタルでした

少人数なおかつ限定人数ということで
ほぼお知らせせずだったにも関わらず
予想以上にたくさんのお客様にお越し頂き
ありがとうございました
ギュウギュウの中
お客様が稀に見る近距離で
ドキドキな時間でした

ドイツ時代からの繋がりが巡り巡って
実現したこの日
誰かに何かをかえしたい、と思うことがあっても
今この場でかえせない人は
いつになっても何もかえせないし
そもそも人が人に何かをかえせることなんてできないと
私は思ってしまうのだけれど
でもこうして時を経てまた音楽で会えることで
少しでも伝わるものがあること
学びしかない人生であることを
幸せに思います

August 29, 2016

Private party

少し前
クローズドのパーティーで弾かせて頂きました

来てくれていたEXILEのKENCHIさんたちと♡

June 02, 2016

So happy for you two!

日本にて
Andrea Obiso, 大谷康子さん、宮本笑里ちゃん、千葉清加ちゃん等々
とても贅沢な皆様と!

So happy to play with you guys!

April 28, 2016

April

 The days are long, but the years are short
という有名な言葉が沁みるように
日々は長いけれども
なんだかあっという間に大きな月日は過ぎていて
気がつくともう
春が終わろうとしている

少し前だけれど

去年に引き続き二年連続で
アメリカ版全日本学生音楽コンクールの
審査員を務めさせて頂きました

今年もまた
Junior/Intermediate/Seniorと
すべての弦楽器部門を審査

一人一人のコンテスタントへ
フィードバックを書きながら
一生懸命に演奏している彼ら/彼女らを前に
私自身もまた
去年同じようにここに座っていた自分から
何か進歩したのか、進化できたのかと
自身へ問う

What you gonna give is what you gonna getだよ、と
教えてくれたのは誰だっただろう
審査をしているとそんなことを思い出す
今年もまた
逆にたくさんの刺激を頂きました