March 19, 2011

お知らせ

日本での東北地方太平洋沖地震をうけ、
この度チャリティーコンサートに参加させて頂くことになりました。
この収益はアメリカ赤十字を通し100%寄付させて頂きます。

私はこういう時の音楽の力を
もちろんとても信じているけれど
信じているからこそ
音楽の力も
チャリティーコンサートも
被災者の為に何か力になりたいと
こういう時になって急に立ち上がることも
献血も募金も
祈ることも
本当は私の中では今は違うと思っています
そういうことではない気がしています
それは全部必要なことだけれど全部大事ではない
だけど自然を前に私は何者でもないので
それしか、これしかできません
できる限り多くの方にお越し頂けたら幸いです

"第1回東北関東大震災被災者支援チャリティーコンサート"
日時:4月1日 6:00p.m.-9:00p.m.
場所:シカゴ・カルチャーセンター
プレストン・ブラッドリーホール

参加アーティスト:
野毛洋子/ジャズシンガー・ピアニスト
タツ青木/ジャズベーシスト
橋森ゆう希/ヴァイオリン
シカゴ交響楽団付属シビック・オーケストラメンバー他

東北関東大震災支援団体"J-AID2011"は、赤十字に正式登録し、シカゴ大阪姉妹都市委員会、 Chicago Officeの協賛、City of Chicago、在シカゴ日本総領事館の賛同を得ています。

"Japan Earthquake Relief Fundraiser Charity Concert" 

Friday, April 1, 2011
6:00 p.m. – 9:00 p.m.

Chicago Cultural Center
Preston Bradley Hall
78 East Washington Street
Chicago, Illinois

Cooperating Organizations:
Osaka and Humanitarian Committees of Chicago Sister Cities International
Chicago Commission on Human Relations, Advisory Council on Asian Affairs
J-AID 2011
Japanese American Citizens League (JACL)
Japanese American Service Committee (JASC)
City of Osaka, Chicago Office

Benefiting: American Red Cross Japan Earthquake and Pacific Tsunami Disaster Relief Fund. There is no set ticket price for this event. Guests are asked to make a suggested donation of $50, $100, $500 or whatever they are comfortable donation to the American Red Cross Japan Relief Fund. If you are unable to attend, you may still donate by mailing a check to Chicago Sister Cities International, 78 East Washington St., Chicago, IL 60602. Checks should be made payable to the American Red Cross. For more information, please call (312)744-8074. 

Yoko Noge and Japanesque – a fusion of traditional Japanese music, blues and jazz –with Tatsu Aoki and Amy Homma from Tsukasa Taiko, Southside Jazz legends, Jimmy Ellis, Mwata Bowden, Ed Wilkerson, Bugs Cochran and Chicago Blues Legend, Jimmy Burns and Greg McDaniel/ 
Erwin Helfer, Chicago Blues Piano Legend/ 
Youngest award winner violinist--the 51th Japan Young Musicians Competition, Yuki Hashimori/ 
Classical musicians from the CSO’s Civic Orchestra of Chicago and Friends with Azusa Tashiro, Yukie Ohta and Eriko Shibata/ 
Tsukasa Taiko Kids from JASC

March 14, 2011

東日本大震災

こういうことを何度も繰り返してやっと
ご飯がとても美味しいとか
生きることに必死になり
生きていてよかった生きているだけでいいと
大切なものをそうやって知らなければならなくて
大切なことをそうやって思い出さなければならなくて
今この時はもう二度と戻らないんだと
そうやって手繰り寄せなければならないとしたら
自然から教えられなければならないとしたら
世界は人間は、なんて恵まれているんだろうと思う

いつだってこうして会えるのは話せるのは
もうこれが最後だと思って生きていて
いつそうなってももうなにもないことと
一緒に生きたい時間や話したいことが
これから先も山ほどあることは
違うようで限りなく似ている

人間は一度出逢ってしまった人とは
もう永遠に別れられないからこそ
いつだって別れてしまうことができる
お互いの気持ちだろうがどちらか一方の気持ちだろうが
いつもいつだって簡単に別れてしまうこともできる
だからこそ「別れない」ということがきっととても大切で
続けていくこと結ばれ続けること
今この世界で生き続けることにやっと意味があるんだろう


できることはなにもないけれど
できないということにちゃんと目を向ければ
できることはいつだって限りなくある

だからいかなければいけない、行かなければいけない
そして生かなければいけないと思う

以前三年間暮らした仙台の街、
その間そしてその後もずっと深く関わり続けて下さっている
友人御家族、友人知人の皆様、音楽関係者の皆様の無事、
一刻も早い復興、そして一人でも多くの命の救出を願います。
I pray for my sweet home Japan.
My heart and thought are with you all.
Please please stay strong.

March 03, 2011

ジョン・レノンが歌詞を書いて
ジョン・レノンが曲を作ってジョン・レノンが歌う
そこには何の嘘もないのに
クラシック音楽は
音の可能性は無限にある中で
作曲家がなぜこの次の音をミにしたのか
またその次の音になぜドを選んだのか
そういうこと一音一音の理由は知る由もなく
自分が会ったことも話したこともない人の曲
ましてや自分が生きていたこともない時代の曲を
自分なりの解釈で弾く
私はそういうクラシック音楽は
今まで嘘があるような気がしていた

でも、ある人がこんなことを話していた
シンガーソングライターなど
自分が演奏する曲を自分で作曲し始めたのは
ビートルズが出てきてからのことで
それ以前のエルビス・プレスリーの曲は
彼が作っているわけではない
でも彼が歌うことで
もうそれは"エルビスの曲"として聴かれ有名になる、と
それに、例えばベートーベンの交響曲など
彼が全部のパートの音を一人で同時に出せるわけではないから
元々どんな音が鳴るかは作曲家自身にも想像でしかない
マーラーも弾きながらどんどん曲を変えていった、と
音や楽器は全部ただの借りものであり道具であり
演奏家みんなが作曲家だということ

クラシック音楽にとても矛盾を感じていた私は
その新しい言葉にまた少し許された気がした

どんなことであれやっぱり人間は
どこかで信じているものしかできないし生きれない
私もやっぱり自分の信じていないことはできないし
信じているものしか伝えたくないし嘘は言えない

怖がらずにひも解いてみればいいことは
きっとこれからも生きていてたくさんある


さて、今週から寒いシカゴを飛び出し
束の間西海岸へ*
1ヶ月ぶりの雲の上、なにしようかなあ。