December 24, 2014

Happy Holidays

見上げても見上げても
入りきらないほどのクリスマスツリー
色とりどりでない
シンプルに単色で統一されたオーナメントが
逆に街のカラフルさを引き立てていたりして

一年の中でも唯一、外国っていいなぁと思う季節

皆様、素敵なクリスマスを*
Merry Christmas & Happy Holidays, everyone!!!

12/25/2014

November 21, 2014

デビューアルバム追記

発売中のアルバムが
Amazon USAでも購入できるようになりました!

Link

My debut album "Grand Waltz," released on a Japanese major label Octavia Records is now available on Amazon.com!
Please check it out!

*写真*
とあるCDショップ
POPを書いて下っていたそうです
ありがとうございます!

October 24, 2014

My debut album launched TODAY!

CDデビューアルバム「グランワルツ」
無事リリース日を迎えました

どんな想いをこめたアルバムなのかということや
伝えたいこと云々は
聴いて下さる方が感じるものがすべてであって
私本人が言葉で示したところで
それは何の意味もなさないので
言えることは何もないですが
今回選曲させて頂いた一つ一つの楽曲が
音楽と関わって生かせてもらった
私のここまでの人生の中で
大きな節目節目になっていることは
一つ確かなことです

多くの方々に、ではなくても
少しの方に深く気に入って頂けるようなアルバムに
いつかどこかでなってくれていたら
幸せに思います

レコーデイングの期間
朝から晩まで熱心に向き合って下さった
エンジニアさん、ピアニストさん、
楽曲研究の田中さん、調律師さん、
マネージャーさん、スタッフさん、
そしてこのレコーディングに関わって下さったすべての方々に
この場を借りて厚くお礼申し上げます


*写真*
現在アメリカにいる私に
日本にいる友人が送ってくれた
CDショップ店頭の様子

October 16, 2014

Information

来る10月24日(金)
オクタヴィア・レコードより
CDデビューアルバム「グランワルツ」の
リリースが決定致しました

Amazonやタワーレコード、HMVさん等
各主要オンラインショップでは既に予約も始まっています

今年の初夏
ホール録音で3日間の缶詰め
誰もいない客席を前に
これまでのようなリサイタルやコンサートとは
また全く違う形や角度から
一つ一つ自分の音と向き合うという作業が
良くも悪くも
こんなにも様々な感情を生むのだなぁと感じた
レコーディングでした

また発売され次第
詳細等改めてお知らせさせて頂きます

 *写真*
その時のレコーディングの様子
*追記*(10/25更新)
発売前からここ一週間以上
価格.comクラシック・オペラ・バレエCD注目ランキングにて
売れ筋/注目ランキング共に1位になっており
発売日を過ぎた現在、一時的に在庫切れになっていますが
Amazon現代音楽ニューリリースランキングで2位
同じくAmazon現代音楽ベストセラーランキングでも 5位になりました
予約して下さった皆様、購入して下さった皆様
ありがとうございます!

September 04, 2014

BD

暑い日差し、日の長い毎日、創作に向かない気候、
何かと季節のせいにしてテンションの高い人たちが増える時期
こんなにも夏が嫌いなのに生まれ月の8月
夏の終わりの誕生日
今年も何事もなく無事に過ぎ

歳を重ねるって素敵なことだなぁと思う
子供の頃から、20代30代を飛び越えて、
早くおばあちゃんになりたいと思ってきた気持ちは
今も変わっていないけれど
歳を重ねるごとに当たり前だけれど死に近づいていて
だからこそ生きる意味が年々増している気がする

心も、関わる人間も、衣食住も、
なるべく余計なモノを持たずに
質が良くほんとうに必要なものだけをほんの少しだけ
それらを与え合えたりできるのならもう万々歳
今までもずっとそうだったけれど
これからもまた、そう新たな気持ちで

たくさんの人達に支えられたここまでの人生に
そして離れていても近くにいても
心の通ったバースディメッセージを下さった方々に
感謝を込めて

Thank you so much everyone for all the lovely birthday wishes!
You guys made my day!
Big hugs and kisses♡
 
08/29/2014

August 27, 2014

Reunion

卒業以来久々に
大学時代の友人たちと再会
欧米人たちに混ざってアジア人は私一人だけ

それぞれがそれぞれに近況報告や
自分のフィールドならではの苦しみ、悩みや不安
そういうすべてのことを誇張せずそのまま
何てことないことのようにガンガン話す
彼らと話していると本当にオープンで飾らず
適度に楽観的で良いなぁと思う
それはアメリカという国に初めて来た時
なんて生き易いんだろう、こんな生き方もあったんだ、と
生き方の引き出しが増えた時に少し似ている

日本人の中でもそういう人たちはいるし
欧米人の中でもそうでない人たちもいるけれど
大概の欧米人たちは
良いものは良いと素直に褒め合って
凄いことは凄いねと讃え合う
悔しかろうが羨ましかろうが
認めるところはきちんと認め
妬み嫉みで足を引っ張り合ったり
出る杭が打たれることもない
年功序列でもなければ性別も年齢も仕事には無関係
力のある人が上にいける、というただ単純なアメリカの社会

その分逆に言えば力のない人にとってはとてもきつい社会だし
力がないと簡単に路線からはずされてしまうから
他人の足など引っ張っている余裕はないというのが
正直なところかもしれないし
他人に足を引っ張られて下がってしまう程度にしか飛び抜けていないから
打たれてしまうのかもしれないけれど

物であっても人であっても
裏のあるもの、どこか影のあるものに魅かれる私にとって
皆のその良い意味で奥行きのない生き方や
今みえている現実がすべて
口にしている言葉がすべて
そういう人たちの集いが
たまに思いもよらない方向から自分を救ってくれたりして
必要な時間だったりする


*写真*
The Rotunda at Neiman Marcus

August 13, 2014

お気に入りの可愛い街
その中庭にある巨大チェス
子供達が駒を持って遊び回っていたり
おじいさんたちが真剣に勝負していたり
その横の日陰になったテーブルでは
ラップトップと分厚い教科書を広げて
学生たちが揃って勉強している
私は大好きなボバティーを飲みながら一休み

アメリカの学生は
外で勉強するのが好きだなぁと思う
時にはピックアップトラックの荷台でも
数人が輪になって勉強していたりする
私もシカゴでの学生時代
勉強時間のそのほとんどを24時間営業のカフェで過ごした
アメリカは教科書は自分だけの物ではなく毎年使い回しなので
やたらとボロボロで分厚い教科書と
エッセイの課題が多いのでラップトップは必須
そんな学生たちの空気も懐かしい

当時は楽器を弾く時間を割いてまで
音楽とは一見関係のない普通の"勉強"というものをさせられ
これが一体何になるんだろう、というような時期もあったけれど
物事の本当に大事なことというのは
その時にはその線がどこの点につながっているのかは見えなくて
後になって初めてわかることの方が多く
今ではちっぽけだけれどその知識こそが
世の中で生きる些細な喜びの度合いを上げてくれているし
実は本業とは関係のないものこそが
自分を本業の中でまた違うステージに押し上げてくれる気がする

日本でもそうだけれどアメリカでも
学校の勉強ができることと頭が良いことは違う
勉強ができるよりも頭の良い人がいい、
彼/彼女はクレバーだけれどワイズじゃない、
なんて言われているけれど
"学校の勉強"ができる人の方が
私は好きだなぁ、と思ったりする時間

July 18, 2014

窓から見える
目の前に広がるグランドキャニオンが
なんだか画のように綺麗で
思わず撮った一枚


普段花火は禁止されているアメリカで
唯一花火を上げることができる独立記念日
4th of July
日本の花火の素晴らしさを知っていたら
お世辞にも綺麗とは言えないくらいの
こぢんまりとした打ち上げ花火を
アメリカ人たちと見て
彼らが大好きな
"God Bless the U.S.A."を聴きながら
一大イベントが終わった7月

最近アメリカ人だけでなく
色々な人種の人に
一同に出会う機会が多いのだけれど
色々な国の色々な人を見れば見るほど
あぁ皆同じなんだな、と良い意味で思う

大きなカテゴリーでくくったり
日本人はこうだ、とか
アメリカ人は〜で、ドイツ人は〜で、とか
そんな風に考えたり話したりしていたのは
どちらのことも
良く知らなかったからなんだなと思う

嫌いな人もいないのに
好きな人なんて見つけられるわけない
そう思うのと同じように
違いも見つけられないのに
同じ部分になんて
気づくことができなかったんだろう

でも回り回って思うのは
結局感じている気持ちは
どんな人種でも一緒なんだな、ということ
綺麗事は好きじゃないから
人類皆同じ、とは全然思わないけど
そんな生ぬるいレベルではなく

June 17, 2014

Back in the US

数ヶ月の日本滞在を終えアメリカへ
でかでかと掲げられた星条旗を見ると
あぁー合衆国に戻ってきたんだなぁ、といつも思う

日本でまた様々な出逢いや素敵な機会
何もせずにやってきたただの縁ではなくて
自分で引き寄せた方の縁に恵まれ
貴重な経験を沢山させて頂きました

人はよく未来のために今頑張るなどと言うけれど
私は未来のためではなくて
過去のために頑張る方だなぁと思う
未来なんか明るくなくて全然構わないし
これからどんな人生が待っているかなんて
二の次でいい 
今日この毎日の努力や頑張りが
明日や遠い未来につながっていくとか
そんなことはどうでもよくて
  
もう既に
この世界に生まれる前には予想していなかったほどの
たくさんの大切な人やもの
持ちきれない程の幸せな時間があって
また自分を必要としてもらうこともできて
もうお腹いっぱいです、と
ある年齢を越えてからは
今までの自分の人生に、今日までの過去に、
ありがとうございますという気持ちで
過去のために頑張ろうと思って
私は日々生きているなぁと思う 
もうこんな明日は来ないかもしれないから
だから昨日に感謝して今日頑張ろう、と
それは満足とはまた別物だけれど


*写真*
The Chicago river

May 18, 2014

久々の帰国から一ヶ月

リハーサルや生徒のレッスン
レコーディングの準備などをしつつ
友人知人、色々な方々に会いながら
改めて感じる母国日本の良さと
良い面があれば必ずあるネガティブな面
言葉ではうまく言えないけれど
日本という小さな島国にいると
折角自分の走りたいペースで走っているのに
後ろからもっと早く走れと煽られているような
そんなこの国ならではの煩わしさも感じるこの頃
でもアメリカのように
「自由」がすべてと言わんばかりの
開放感に満ちあふれた開けっぴろげな国のつくり
そしてそういう国の居心地の良さを好む人間が苦手な私には
日本のこの、小さな生き辛さが心地良かったりして 
そういう些細な引っかかりみたいなものを
みんながそれぞれに少しずつ抱えながら生きていて
思う様にはいかないものこそが
ほんとうは人生なんだろうと思いながら

そしてこの小さな国の
小さな人間たちの塊の中で改めて思うのは
同じような考え方や哲学をしていて
大きく分けたら同じ種類の方に振り分けられる人間であるのに
その中で違う理解をしている人間同士というのは
全く違う種類の人間同士よりもよっぽどややこしく
実は分かり合うのがとても難しいんだなぁということ

例えば
同じ宗教や同じ信仰のもとに集まっている者同士だったり、
ある特定の作家の書く文章に共感する者同士、
ある特定の音楽や歌手が好きな者同士など
同じ思想やものを好き好んでいたり信じているのに
違う理解をしている人間というのは
不思議だけれどもちろん必ずいて
そういう風に同じものの中なのに
違う考え方をしている人間というのは
違う種類の人間よりももっと"違う"人間であり
とても遠い
それならもういっその事
全然違う宗派であったり
全然違う哲学をしている人間同士の方が
よっぽど分かり合えたり救い合えたり
互いに人格者だったりする

なんだかわからないけれど
こういうそれ以上でも以下でもないただの事実を
改めてひしひしと感じる


*写真*
撮影中の一コマ

April 17, 2014

Marc Johnson

素晴らしい芸術家であり
永年フェルメール・クァルテットのチェリストを務めた
マーク・ジョンソン
シカゴにて、私はフェルメールのメンバーと一緒にいた最中
突然届いた訃報

フェルメールのCDなどを聴くと
一音一音、そのあらゆるフレーズで
ここで意見を言い合い、ここで話し合いをし、
この部分は誰々がどうしても譲らなかった、などと
その音、その一部始終を今でも思い出すと言うアシュケナージ氏 
彼らが共に積み重ねてきた時間の重みと
クァルテットという"人生"を想う

薄っぺらい言葉になってしまうけれど
半世紀以上をずっと共に
同じ音楽をしてきた仲間の死というものが
他のメンバーにどんな風にうつったのか
本当の本当の心の中は
とても想像を越えるものなのだろうけれど
歳を重ねた人間たちの死の受けとめ方は
とても静かで深く
それぞれの悲しみ方と
それぞれの死への姿勢があるのだなぁと感じた

もう解散してしまっていて
もう一度聴くことができないことは
もちろんずっと前からわかってはいたけれど
もうほんとうにフェルメール・クァルテットを聴くことは
二度とできないんだぁという
とても単純で残念な気持ちだけが残る

お会いする度
いつもとても優しく接して下さったマークのことを思い出すと
あのあたたかい笑顔に今でも心が優しくなる

心からご冥福をお祈り致します
My deepest condolences. R.I.P. Marc Johnson

April 01, 2014

April showers

4月1日

11歳で日本を離れてから
少しの帰国期間はあったものの
海外生活も人生の半分を越えようかとしているところ
すべてが9月始まりである
欧米の国際基準に慣れてしまっているせいか
4月、この春という季節が
始まりだという気持ちを忘れてしまいそうになる

アメリカには"Cherry blossom"はあるけれど"桜"はないので
日本のお花見とは程遠いけれど
タイトル通り4月の雨に降られながら
やってきたお気に入りのカフェで
いつもお決まりの窓際の席に座り
帽子を窓にかけブックスタンドを立て
コーヒーを片手に静かに読書をする
お洒落で素敵なおじいさんを眺める朝

こだわり抜いた珈琲の香りが漂う中で
どんな1日が待っているんだろうという気持ちになる

March 20, 2014

コンサートが一つ一つ終わっていき
また新しいことへの準備が始まっていく
まだひと気のない早朝
アカデミックな建物と
あぁ外国だなぁ、と思う空の高さ
物凄い霧と寒さの中での撮影
楽器が耐え得る限られた時間内で
ケースから出したり閉まったりを繰り返し

カメラマンさんに自分が思い描いているイメージを
言葉で伝えることの難しさ
イメージのコンセプトに始まり
どうしてそのコンセプトに至ったのか
自分の哲学まで話さなければしっかりと交われない
その上英語には日本語のような奥行きや空間がなく
抽象的な表現や言葉がとても少ないから
なおさら伝えにくい

いつだったかアメリカに来たばかりの頃
大学で"Betrayal"をテーマに
7、8枚のエッセイを書くという課題を出され
まだ良くも悪くもシンプルな
英語という言語をあまり知らずに
なんとかページ数を稼がなければと
薄っぺらい恋愛?もののエッセイを書いたとき
「この同じ空の下を生きている」という部分に対し
"他にどこがあるの?"と
英語で添削され返された時を思い出す

笑ってしまうほど現実的で裏表のない思考に
逆に救われたりすることもあるのだけれど
私の言葉はどんな風に相手に伝わっているのかなぁと 
考えさせられる瞬間が多くある
私の思っているそのままの意味で
一度はしっかりと相手の中に届いていたらいいなぁと思う
その後は共感でも疑問でも否定でも
なんだっていいのだから

February 17, 2014

Upcoming concerts

"Beethoven Reprise Concert"
日時:2014/03/02(日)14:00開演
会場:Starbright Theater, U.S.A.

曲目:Beethoven : Piano Concerto No. 3 with String quartet 他 

"Masterworks IV ~Rising Star~"
日時:2014/03/08(土) 19:30開演
会場:The Smith Center, U.S.A.
指揮:David Lockington
曲目: Mussorgsky : Prelude to Khovanshchina, "Dawn Over the Moscow River"

Tchaikovsky : Piano Concerto No. 1 in B-flat minor, Op. 23
Sibelius : Symphony No. 2 in D major, Op. 43 他

February 15, 2014

アメリカ人が一年で最も楽しみにしているイベント
アメフトの優勝決定戦であるスーパーボウルが終わり
昨日はフライデーナイトと重なったバレンタインナイト

バレンタインデーには
自宅のあるコンドミニアムのコンシェルジュが
配達された花束たちでいっぱいになっていて
街にも花束を持って歩いている男性がたくさん
欧米では男性が女性に贈り物をする日であるけれど
本当にみんなお花を渡すんだなぁと改めて感じながら
カップルで溢れ返っている街のレストランで
サーバーのお姉さんにHappy Valentine's day!と言われる気分も
なんだか悪くない

そしてテレビではソチオリンピック
アメリカにいるので
当然日本人選手だけを注目しては見れないものの
後からきた人間が前にいた人間を抜いてこそ
世の中は向上し発展していく、というのは
こういうことなのかなぁと
フィギュアスケートの
プルシェンコ選手の言葉を聞きながら
ぼんやりと思う

そしてそれが例え何であれ
その目指しているそのものになることよりも
それで居続けることの方が
断然大変なことなのかもしれないなと思う
ゼロを1にする方が1を2にするより大変だと
よく言われているけれど
1が1であり続けることの方が
もっと大変なことなのかもしれない
そしてそれこそが進化なのかもしれないな、と

以前、なにかの壁を超えることができる人は
なんとかしてその状況に居続けられる人で

そこに居続けるということは
もうそれを越えていることだと書いたけれど
ほんとうにそうなのかもしれないなと思う 

Presidents' Dayで三連休の週末
近々に控えたコンサートの譜読みに追われながら
何十年ぶりの大雪が続いている日本が嘘のように
毎日が快晴のアメリカ西海岸にて