June 10, 2012


頂いたたくさんの素敵な花束が
家の中の様々な空間で今もまだそこを満たしてくれています

日常の中では
自分が求めていない人に求められたり
気のないところに自分をおくことは
とても疲れるし
それは結局何の意味もなさないので
なるべく避けて生きているけれど
舞台の上では時々それが違って感じられたりします

コンサート終了後
こんなことを言ってくれた友人がいました
「ヴァイオリンの音ってこんなに人の声みたいで切なげなのかと驚いた。
この音と向かい合い続けるっていうのは
それだけで相当な精神力なのではないかと思いました。」と

こういうことを感じ
また言葉にしてくれる人がいる時
音楽をしていることが突然楽になり
いつかの誰かの言葉のように 
「やっぱ音楽っていいな。なんも残らない。」
とほんとうの意味で思えたりするもの

それは音楽に限らずだけれど
なにもなかったかのような演奏
そしてなにもなかったかのようなコンサートになれたなら
それが人間が人間に届けられるすべてだと思うので
それ以上はもうなにもない気がします

先日のジョイントコンサートに足を運んで下さった皆様
スタッフの方々、そして共演者の皆様、
本当にありがとうございました

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