合間を縫って久しぶりのシカゴへ
久々にあの肌の切れるような寒さと
葉っぱのないか細い木々
ピンと張った朝の空気の中
モノトーンのコートに身を包み
モコモコの帽子に耳当てをした
防寒対策ばっちりのビジネスマンたちが
コーヒーショップに並ぶ列
朝も昼も夜も一日を通してずっと
同じようなどんよりとした曇り空
圧倒的な孤独と淋しさの場所
どこだってなんだってそうだけれど
観光で訪れた時のその街と
実際に住んでみた時のその街とでは
見せる顔が全然違うもの
ただ訪れた時には気づかなかったけれど
住んでみて初めてわかることもある
またその逆も
丸四年身を沈めたこの街の
変わらない街並を眺めながら思うのは
人は変わるということ
でもそれと同じくらい
人は変わらない
そして私も変わっている
ここにいた頃自分が考えていたことを
思い出して吐きそうになったりする
でもそれと同じくらい
吐きそうなくらいやっぱり変わっていない
お土産や御礼の品はいらないから
それなら良い演奏をもってきてくれ
と言うアシュケナージ氏の元
また彼が弾いてくれるたった数小節に
どうしてこんなにあったかい音が出るんだろうと
何度も涙をこらえながらレッスンを受け
充電をする
私は何をするにも時間ばかりがかかってしまう
でも近道を探すのではなく遠回りがしたいと
遠回りをしようと思って選んだ道
それを再確認したシカゴでの数日間
*写真*
すっかりクリスマスモードの
オヘア空港の通路とシカゴ交響楽団
そしてサンタさんと一緒に写真を撮る子供ちゃん@Macy's
地に足がついてる人間の多くは、遠回りする事で、いっぺん遠回りの様で近道な人生を歩めているのかもしれないと、思った事がある。
ReplyDelete可愛さ抜群、ヴァイオリンの天才、ゆう希は日本の宝です。。更なる成長をよろしく。。CD発売やリサイタルはまだか。
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