August 13, 2011

日本はお盆休み

祖父が迷わないようにと
提灯に火を灯し家に連れて帰る
祖父の墓石に刻まれた父の名前を見る度に
みんないつかは必ずその日がくるのだと再確認する

生まれてきて生かされていることは幸せなことだけれど
長く生きたいとは全然思わないし
戻ってやり直したいことも
焦がれるような戻りたい日々も
ひとつもない

近くであろうと遠くであろうと
夢や目標を定めてそれに向かうなんて
考えたことがないし
なにかを定めてしまっては
それに向かえない日々が多すぎる

人間いつ死ぬかわからないから
今やれることをやろうとも違う
ただ淡々と
決められたことを
決められた日々を
生きるだけ
ただ淡々と

いつだって生きることは苦しいけれど
みんないつかは向こうの世界にいけるんだし
苦しむことで自分で自分を幸せにしていることに
気づけるように
もしかしたらそれが
私が嫌いなヴァイオリンを
弾き続ける理由かもしれないから


*写真*
リサイタルでのリハーサル風景と
終演後ロビーにて

1 comment:

  1. リサイタルお疲れさま。
    向こうの世界には行ってみないと分からんけど、どうなるんだろうね?

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