シカゴ交響楽団の来日公演をちゃんと聴こうと思ったら、
4万円以上してしまうらしい。
今私は、日本円にして約千円で、
それを毎日聴くことのできる環境にいながら、
4年間でたったの2回しか、聴きに行ったことがない。
演奏会は価値では計れないから、
例え行かなくても、もったいないという気持ちとは違うけれど、
どうしても行かない。というか、行けないのだ。
気持ちや足が、どうしてもそこに向かない。
シカゴ響の演奏会に限らず、どんな演奏会でもそう。
私はクラシック音楽は嫌いなんです、好きじゃないんです、
と言ってしまえばとても簡単なのだけれど、
私がそれ自体を言ってしまうのは、
それはそれでとてもおかしいこと。
でもなぜだかどうしても私は、
クラシック音楽とはいつも距離をおいていたい。
生の良い音楽を聴くのはとてもいいことで、
生の良い音楽を聴くのはとてもいいことで、
他人の演奏を聴くことも、自分の演奏を聴くことも、
音楽をしていく上ではとてもためになることなので、
クラシック音楽を「聴かないこと」は、
ちっともかっこいいことではない、とわかっている。
でも私の中ではやっぱり、
クラシック音楽は自分から求めて聴きに行ったりするものではない。
それらを自ら求めて聴くと、
聴くためだけに足を運ぶと、私はとても苦しくなる。
やっぱり好きではないのだ。色々なことが色々な意味で。
でも今夜は久々に、ヴァディム・レーピンの、
でも今夜は久々に、ヴァディム・レーピンの、
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きにいく。
もちろん、シカゴ交響楽団との。
もちろん、シカゴ交響楽団との。
少しだけ良い無理もする。
矛盾もする。そんな日もたまにはあり。
*シカゴ交響楽団本拠地
Symphony Hall入口の写真
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