August 31, 2010

Modernism

休み明け、一気に学校が始まる。 

学校が始まると、
アメリカに来ている本当の目的を忘れてしまいそうになるくらい
楽器を弾く時間がない。
Music History, Music Theory, Chamber Literature, Rhythm / Intonation,
オーケストラも毎日あり、室内楽の合わせ、レッスンなどなど。
初日から、プレゼンテーションの宿題、テストの予定がみっちり。
バルトークのヴァオリンソナタについて、
一人25分間のプレゼンをしろ、と。
日本語ですらそんなに長く話せないどころか、
クラシック嫌いの私に、できるはずもなく笑
途方に暮れる。
でも、近くのスターバックスでアメリカの学生たちと共に
ひたすらエッセイの宿題を書きながら、
勉強ができる日々や、学ばせてもらえる日々、
そんな日々は長い人生を通してもそんなに長くはなく、
今を逃したら二度とこないな、と思いながら
日々過ごしています。

大勢の人の前で舞台に立つこと、
そこで演奏をすることは、
大観衆の前で裸になっていくことと同じこと。
そしてその裸とは、
物理的なことではなく、中身の裸だから、
人間の中身がなくては本当に長続きしない。
直接楽器を弾くことだけでは得られないこと、
楽器とは関係のない自分の、
ただの人間としての人生や経験や考え、
そしてそこから出来上がっていく自身の哲学、
そういうことがすべて音楽に繋がっていくと
信じています。
だから楽器を弾くための技術だけではなく、
人間を磨かなくては。
そういうために、今は必要な時間だ、と。

さぁ時差ボケに負けないように、
エンジンをかけねば◎

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